新入社員はなぜすぐ辞めるのかを考察してみた
大企業で一流大卒の新入社員を見てきました。
さすが一流だけあり優秀です。
しかし、皆に共通している欠点がある。
現状を理解できていない
正論風なことばかり話す新入社員が多すぎる
「なんでこんなことをしているんですか?」とか、
「なんでやらないのですか?」とか、
目先の光景だけ見て判断するのが新入社員の特徴。
新入社員が気付くことくらい、皆知っている。
それでいて現状がある。
まずはそこを理解しないといけない。
当然、正論ではない。
視野が狭すぎて肝心なことが見えていない。
「じゃぁ、なぜこの現状があると思う?」
この問いに正しく答えられる新入社員はいません。
正論なら通ると思っている
正論では人は動かない。
感情に響くと動きます。
ネットでは「正論は凄い」という風潮ですが、
そんなもの社会人なら当たり前。
正論で通れば楽なものです。
「こいつのためにやってやろう」と思わせないと、
人は動いてくれません。
そこを新入社員は理解していない。
「馬鹿ばっかりだ。レベルが低い。」
そう不満に思って転職を考えるだろう。
現実を受け入れられない
理想の仕事ができず、失望する。
新入社員がいきなり第一線で活躍することはない。
最初は簡単な仕事の繰り返し。
新人に教えている場合じゃない時も多く、ほっとらかしにもなる。。
そうした愚痴をよく聞きました。
もっとクリエイティブな仕事がしたいのに、と。
でも、実際の仕事なんて地味なものです。
超一流の技術者でさえ、デスクワークばかり。
ひたすら図面を作ってます。
理想と現実。
ここを区分けできず、理想を求めて転職してしまう。
考察
自分の実力を過大評価し過ぎているため、辞めるのではないか?
「おかしい」「こんなんじゃない」「馬鹿ばかり」
そういった負の感情で見下す人が辞めているように思えます。
ネットでの発言を真に受けて育ったというような。
実際、華やかな仕事なんてない。
こんなものだと受け入れるよう、先輩として教えていきたい。
そんな優しい先輩なんて稀で、
意見を通そうとすると喧嘩になる方が多いだろう。
そうなると新入社員は居づらくなる。
こういった敗北は初めての経験かもしれない。
仕事は喧嘩して良いことはない。
案外、言わないだけでそんな理由で転職している人も多いのではないだろうか。